海サクラ編

 

 

 ショアから釣りがまだ確立されていない海サクラマス釣りですが、‘99年に苦節3年とうとうひょんな事で釣り上げました。それ以来5本掛けてトータル4本釣り上げました。1本目で「ホーッ」、2本目で「スゲェ」、3本目で「名人」、4本目で「海に落とすぞ!」と言われました。

 それだけまだ解らないショアからの海サクラマス釣り、実は数年前から一部のアングラーが色々試行錯誤をして、ジグによる釣れるパターンを見いだしております。苦労して釣れるパターンを見いだし、それを惜しくもなく教えてくださった先輩方に感謝です。

ということで、「海アメガイド」上でサクラ情報をオープンに載せ(本当は、内輪でコソコソしたかったけど)、2001年3月のノースアングラーズVol.12にサクラの記事が載って以来、ショアサクラ人口が一気に増え、色々な釣り方で釣果が大幅にアップして、2本、3本釣る人が珍しくなくなり、二桁ぐらい釣らないと「海に落とすぞ!」と言われなくなりましたね。

はっきり言って、結構どんなルアーにもヒットして居るみたいで、タイミングさえ合えば結構釣れるみたいです。但し、最初の1本を釣るまで、何というか感覚がつかめないみたいなので、最初の1本を釣るのが大変みたいです。

ポイント

サクラはシーズン中盤までは、結構広い範囲に居るみたいです。今年はサクラの回遊が早かったので、河口規制前にボートで、千走漁港からエネオス裏まで、岸際を攻めてみると、結構どこからでも飛び出してきます。レスト下、赤灯、18番、整備工場下、生コン裏、エネオス裏等、河口周辺に限定することなく、広い範囲に居るのが分かりました。

4月初旬から5月中旬ぐらいまでは、河口周辺に限定することなく、潮通しが良く、根が点在するところであれば、結構どこからでも狙えるみたいです。鷹の巣、エネオス裏、生コン裏、整備工場裏、18番、赤灯、北国澗、モッタ周辺。モッタ周辺は、栄浜からモッタ窓岩まで、根が多く点在しているので、かなりあちらこちらから狙えるみたいです。

5月中頃ぐらいからは、やはり河口周辺に分があるみたいです。かといって河口規制が入りますので、規制内ではくれぐれも釣りをしないように。ポイント的には、コビチャナイ川河口(河口規制無し)、折川河口(河口規制無し)、鷹の巣、エネオス裏、生コン裏、北国澗など根の周辺がポイントとなるみたいです。

パターン

サクラの釣れるパターンは、だいたい2パターンに分けられる見たいです(あくまでも私の推測ですが・・・)。1つ目は、キビキビパターンで、早引き等の反射的に食わせるパターンです。ミノーの早引き&強めのトィッチング、ジグの早引き、ショートジャークなどがこれにあたります。2つ目は、ユラユラパターンで、スプーン、軽めのジグやジグミノーのスロー引きなどです。

ボートから12cmクラスのミノーを早引きすると、かなり追いが見られ、途中で見切られるのも結構あります。このことからショアから狙っていても、かなり追いがあると思われ、食わせのタイミングを取るのが、重要なポイントかなと思います。そのため、ミノーでは、ガーッと早引きして、強めのトィッチを入れてやると、ガツンッという具合に釣れることがあります。ジグは早引きにショートジャークやジャーク&フォールですね。

ユラユラパターンは、トラウト系というか脂鰭の魚の特徴で、ユラユラするものにパクッと食いつく習性があるみたいなので、それを利用したのもです。スプーンのスロー引き、軽めのジグのスロー引きは、これにあたります。この場合、岸際ぎりぎりで食いつくことがあるので、最後まで気が抜けないです。

この2つのパターンを利用して、2人で組んで一人は、大きめのミノーやジグで魚を寄せ、もう一人は小さいミノーやスプーンで食わせるというのが、有効な手段ではないかと思います(あくまでも推測ですが)。一人でもロッドを2本用意して、試すことも出来ます。

2002年ヒットルアー:トラウティングサージャー6g(ヤマメカラー)、タイドミノースリム12cm(マイワシ、カタクチカラー)、サクラジグ35g(グリーン、タマムシ)サクラジグ28g(ブルー)、小僧ジグ40g(赤金)、ショアラインシャイナー50(赤金)、自作65g(ピンクアワビ、ブルーアワビ)、自作55g(ブルーアワビ)  他の人は、P-BOY35g、28g(ブルー、グリーン、紫など)、スプーン18g、12g、22g(アワビ張りなど)、バンジーメタル28g(赤金など)、ミノー6,7cm(赤金、ブルー、グリーンなど)、タイドスリムミノー12cm(赤金)、キクチミノージグ25g(ブルー)など

キャスティング

広く探るという意味では、飛距離は重要になりますが、15m飛べばいい場合もあるので、何とも言えないです。ただ、飛べば飛ぶだけ広く探れるので、飛距離を出す工夫も少し必要です。ラインは、ナイロンであれば2号前後、PEであれば1.5号前後が、良いと思います。私は、ファイアーライン25lb(2号)にナイロン6号のショックリーダーを1m位電車結びで使用しています。

ルアーは12cmクラスのミノーのスリーフックであれば、真ん中のフックをはずして、前後のフックをワンサイズ大きなトリプルフックに交換して、それに板鉛を巻きます。後方重心にするため前のフックより後ろのフックに板鉛を多くします。ただし、板鉛を多く巻きすぎると泳ぎが悪くなるので、注意。ミノーに鉛を埋め込む方法もありますが、私の場合横着なのでしていません。

あとは、普通にキャスティングです。気を付けるのは、着水直前にサミングして、着水時のボッチャーン!を最小限にし魚を刺激しないようにすることです。

時間帯

一番良い時間帯は、朝薄暗いうちから明るくなるまでの時間帯が、一番食いが良いみたいです。また結構群で居るので、一人が釣るとパタパタと釣れることがあります。その後は、だいたい1時間か1時間半ぐらいで回遊して来るパターンが多いです。また、日が昇ってから浅い根の海草の周りで小魚が活発に動き、それを狙ってくるので、日が高くなってからでも充分に狙えるみたいです(集中力が持てば)。

2002年は、数はそれなりに釣ったけどサイズが出なかった。

 原因は、何か分からないけど、とにかくサイズが出なかったです。他の人は結構良いサイズを釣っている人もいたんだけどなー。でも、シーズン後半、65gのジグで釣ったことが大きな収穫ですね。このサイズで釣れると多少波風があっても、狙えるので結構使えるかなーと思います。

三郎が確認した、今期の大物。

釣り人:釣りバカ愛好会Hな所長

5月23日エネオス裏、朝、63cm、3600g

2001年は、ボーズでした。

 そんな訳で、期待した2000年、ミレニアムのサクラ狙いは非常に厳しかったですね。4月の中旬から狙い初めて5月の末に1本逃がして、1本バラシ、いつもの江の島北国澗をあきらめて隣町の瀬棚町須築川河口右岸まで行って、6月に3本上げて、2000年は3.5本?の釣果でした。2ヶ月間非常に辛かったです。途中でぎっくり腰にはなるし、キャストのしすぎで首のじん帯は痛めるし、散々でした。例年であればサクラを狙っていると良型のアメマス(40〜60cm弱)やホッケでそれなりに手応えを味わえるのですが、今年の場合サクラは釣れないし、たまに釣れれば20cm以下のチビアメという結果でした。 海アメは忍耐、サクラは辛抱ですね。

 

 

 

 三郎作、サクラジグ35g赤金とサクラ用シングルフックです。

 ジグは、諸先輩方の試行錯誤でダイワのメタルシーホークというジグの28g赤金で

数多くの実績が上がったそうです。しかし、現在は廃盤のため、似たようなタイプのものを

自分なりに自作することになります。

平たく背中が平らで、腹が少し出ており、重心を低くしてローリングを押さえた形となっております。

現在では、ダイワのスピードジグがタイプ的に似ています。

泳ぎはジグとスプーンの中間ぐらい。色は赤金、緑銀、青銀等が実績がある。

 シングルフックは、フッキング、強度、錆等の問題から がまかつ製の

ソイ鈎16号を使用。ループはフッキングとジグの泳ぎを考えて

長めに設定してます。

 

 2000年5月27日(土)江の島北国澗

 

 波1.5m 小潮 ベタ凪

 

 朝3時に起きて3時半に江の島北国澗へ。メールをくれていたH君とたまたま合流、昨日居たキャンピングカーのおじさんが先に入っていて、昨日朝8時半頃に65cmを釣り上げたという。すごいですね。ルアーはグリーンブルーのナチュラル系で、腹の方から鉛を埋め込んで飛距離を稼いでいるとのこと。改造ミノーをたくさん見せてくれた。ロッド2本にラインはPE、リールは両方ともステラ、すごいおじさんだ。調子のいいときは朝5本ぐらい釣ったこともあるという。ますますすごいおじさんだ。

「こんな感じだよ」と昨日釣り上げたルアーにチェンジしてキャストを見せてくれる。確かによく飛ぶ。私のジグの4/5ぐらい飛ぶ(ジグの意味がない)。2,3回キャストを見せてくれるうちにバシャバシャ、もう釣っている。あいにく残り3,4mのところでサクラが反転してバラシてしまう(3時50分頃)。もったいないけどとんでもないおっさんだ。ベタ凪はミノーに限ると感心したが、あいにく私のルアーボックスにはミノーは入っていない。私の場合、ジグが99.9%、スプーンが0.07%、ミノーが0.03%キャストするといった具合でミノーは殆ど使わない。何故かというと飛ばないのでイライラし飽きるからです。そういえば今シーズンはミノーを1個も買っていない。

そうこうしているうちに、ハネるは、もじるはすごい状況になってきた。かなりの数のサクラマスがいる。ベタ凪なので新作(実はNさんのジグのパクリ)ジグ28gのグリーンをキャストする。4時10分頃、ズンッとアタリがある(棒引き)。思ったより引きは弱いがサクラマスである。タモを使わずに斜め岩にずりあげる。やったーと思った瞬間、フックがはずれサクラがバイバイして滑り台状態で海に帰っていきました。サイズは50cmちょいというところ。これは上げたうちにはいるのでしょうか?がっかりです

ショックから立ち直り、ハネが遠くなったためジグを35gのブルーにチェンジしてアタリ(4時40分頃)。こちらもサイズ的には50cmぐらいといったところでしょうか、あと10mのところで暴れてバラしてしまいました。もう目の前真っ暗。

 その後5時頃には、ハネていたサクラも気配が無くなりました。

 

2000年6月10日(土)須築川河口右岸(標注の外)

 

 波2m弱 小潮 うねりが多少強い 風は北風多少強い 潮は右から左に流れている

 

 6月1日にぎっくり腰になり、直ってから初の釣行です。そのため寝坊して朝5時半に起き、北国澗へ向かうが15分で見切りをつけ、日石横岩場も30分で見切りをつけました。前から瀬棚町の須築川河口右岸で釣れているとの話を聞いていたのですが、島牧のサクラにこだわっていたので入ったことがありませんでした。初めての場所に一人ではいるのは心細いのですが、サクラマスへの執念で入りました。須築川をわたり、右側に20分ほど岩場を歩いて(ネオプレーンウエイダーのため汗びっしょり)河口規制の標注の少し右側にちょうどいい岩を見つけその上でキャストする。ハネはポツポツあります。最盛期はかなりハネていたそうですね。やっぱりハネていないとやる気がでませんね。10分ほどキャストしてズシッとサクラのアタリ。

 

2000年6月14日(水)須築川河口右岸(標注の外)

ノースアングラーズVol.12株式会社つり人社発行 瞬息の海桜(ショアからねらう春のサクラマス)取材

 

波1.5m 中潮 うねりが少しある 風は無風に近い 潮は左から右に流れている

 

海雨太郎が某ノースアングラーズのサクラマスの取材を簡単に引き受けてしまい、「明日朝3時に道の駅前で待ち合わせ、頼むね。一緒に行こう。」と言われて、平日取材に同行する羽目になりました。10日と11日の夕方の状況からいって、シーズン終盤のやる気のないサクラしかいないのではないかと思い。平日3時に起きて7時過ぎに戻ってきて仕事に行く辛さが頭をよぎるのと、朝薄暗いうちのだまし討ちなら釣れるかなという思いが交差して、最初は気がのらなかったけど、片づけ始めていたタックルを引っぱり出して準備しているうちに、朝一の寝ぼけサクラのだまし討ちならどうにかなるかなという思いが強くなり、夜11時に寝て1時前に目が覚め、ごそごそ準備して家をでる。まるで子供が遠足に行くような状態でした。道の駅についてもまだ1時15分ぐらい。軽く車の中で仮眠を取り(殆ど寝てない)2時半頃ウンコしてから太郎を起こす。昨日の電話で、私があまりやる気のない返事をしていたので、今現在のやる気満々の私を見て太郎は驚いた様子。3時ちょうどにつり人社の方が到着したのですぐに現地へ向かう。須築に着き、薄暗い中須築川河口右岸へと向かう。河口規制の標注の外側のいつもの岩の上に陣取り、早速キャストし始める(3時45分頃)。相変わらずハネはポツポツ見られるが2段ジャンプ、3段ジャンプのやる気無しサクラ。いつもの棒引きで30分ほどキャストするがアタリがない。「ダメだね」と太郎に合図。ハネは完全に射程距離。やる気のあるサクラのハネがあると10分か15分以内でヒットするのだがいっこうにアタリがない。飽きてきたので着水後、糸ふけを取り、いたずらして軽いトゥイッチングを入れてみると、すぐにズンッとアタリ。なんてこった、いたづらのつもりが。

待望のサクラのアタリである。「きた、きたー」心地よい手応えを味わいながら沖目で掛かったサクラを寄せてくる。まあまあのサイズ(58cm)だが、手前でそんなに走らないので少しがっかりしたが、取材のため慎重にばらさないようにネットイン。「やったー、これで今日の役目は果たした」思わず太郎と握手。(4時20分頃)その後はシャッターの嵐でした。写真取るのも大変だなと思いましたね。

「釣りしても良いですよ」と言われたのでまたキャストするが、興奮して一投目でまずは一服。太郎がやたらに「取材で釣れるなんてすごいすごい」と言うが、自分でもよく釣れたと感心しておりました。たまたまやる気のあるサクラが沖目を通過していたのでしょうか。やはり朝一のだまし討ちだなと自分なりに感心しました。

その後もハネがあるので、しつこくキャストしていると、5時5分頃でしょうか、沖目にキャストして巻いている途中で、手前のすぐそこの岩の近くで2段ジャンプがあり、またやる気無しサクラかと思い軽いトゥイッチングを入れながら巻いてくると、ドンッ、ジジーーッと今度は強烈なアタリ。「また、きたー」今度はでかい。ロッドが綺麗な弧を描いてトーナメント(Xだけど)のドラグが悲鳴を上げる。近くでヒットして、結構でかいサイズというか魚の幅が広い。走るし、突っ込むし、ばらさないように冷や冷やしながら寄せては、走られを繰り返す。2度目のタモ入れでやっと成功しネットイン。でかい。幅がある。65cm、4キロサイズ。取材で2本も釣れるなんて、出来過ぎ。でも今のサクラはおもしろかった。今年初めてのサクラらしい引きを味わえました。あーおもしろかった。腕がだるい。

 

写真提供:株式会社つり人社

 その日と次の日、また首のじん帯を損傷したらしく、首が回らない。サクラのたたりじゃー。しばらく安静にしよう。

 サクラマスの場合、軽いジグを力任せにフルキャストするので、かなり首に負担がかかるらしい。もともと首が細いので、少し強化しないと。

 そのうちつり人社から写真が送ってきたら、写真も載せます。

 ノースアングラーズの雑誌の性格上、海雨三郎という名前は、そぐわないので本名バレバレです。太郎もバレバレ。

 

 

 

 ‘99年1本目の58cm、2,950gです。ルアーは、次郎の自作ブランク(12cm、65g、蛍光グリーン)を

私が色を塗ったものです。ジグの中間にドリルで穴をあけ腹ピアス(腹針)仕様にしています。 

 

99年4月29日(木)江ノ島赤灯よりレストハウス寄り、正確に言うと青い物置の真下

波2m、風無風に近い、潮は右から左に強く流れている

波の状況から見てシーズン最後の重量級ジグでのキャストと思い、ロッドはハートランド13フィート、リールはトーナメントX3500iAに16ポンドのライン、その先に65gのジグというヘビータックル仕様で、朝4時20分に赤灯と駐車場の間の浜に立つ。狙いは60cmオーバーのアメマスでキャストをする。1時間キャストを繰り返しても一向に釣れる気配がなく、周りも5人ぐらいいたが、釣れていない。徐々にレストハウス寄りに移動するが全然アタリすらない。キャスト後、ジグが着底してからやる気無しスローリトリーブ(いわゆる底ズリズリ)で、残り30mぐらいのところでドーンッというアタリ、これはまぎれも無く苦節3年、60オーバーのアメマスのアタリだと思い、3回ほど強くフッキングを入れる、結構重量感があるが、ドラグが出るほどでもなく寄せることができたが、波打ち際でドラグが悲鳴を上げる、ジィーッ、斜め沖に魚が走り出す、それを2回ほど繰り返した後、覚悟を決めて次の波でドラグを押さえながら一気に引き寄せた。波とともにズリズリ魚があがってきたその瞬間フックが取れ、走って魚を取りに行ったが、魚は寝ている。変だな、アメマスだと殆ど立っているのだがと思いその銀色に輝く鱗を見た瞬間「サクラだ」、急いで波の無いところまで持っていき、一服。

これが、私の記念すべきサクラマス1号でした。一般的な早引きとか、ミノーとか赤金とか全然当てはまらない釣り方でした。こんなので良いのでしょうか。これ以来私は「底ズリ派」になりました。

その後、仲間内からサクラ用のジグを頂く。自作の28g赤金だが、風があると28gでは辛いので35gを自分で作成する。

 

99年5月16日(日)ある岩場(申し訳ございません、場所は内緒です)

波1〜1.5mでべた凪ではなくて、表面に波っけ?がある、風は弱い。

朝4時30分、Kさんとその岩場に入る。今日はミノー中心のためロッドはケイロンインショアー12フィートとリールはドラグ重視でトーナメントX3500iAに、とっても合わないけど12ポンドラインを下巻後、8ポンドラインを150m、先端を30cm三つ編みで用意。(実は3000番クラスのリールを持っていないんです。貧乏) 最初の3投は自分の作ったジグが信じられなくミノーをキャスト、ハネを見つけ、届かないため自作35gジグに変更し、一投めでモワァーッと海草でも付いてきた様子、近くまで巻いてきて小さいアメマスでも付いているかなと思った瞬間、ギラッ、ジジジィーッ、と走る走る、突っ込む突っ込む、やっとKさんにタモ入れしてもらう。あがったのは60cm、2、600gのサクラでした。これで2本目。サクラ用に作成したジグで釣れました、非常にうれしいです。

 

99年5月29日(土)ある岩場(前回と同じ場所で、内緒です)

1.5m、風弱い。

朝3時半に岩場へ出発。先客が先端に1人いる。いったい何時に来たのだろうと思いつつ自作サクラジグ35g赤金をキャストする。4時15分いきなりジジーッとドラグが悲鳴を上げる。これが本来のサクラの引きと思い、手前に寄せるが、手前にきてから右に左に走りまわり、ドラグがジー、ジーッ、先客の人にタモに入れてもらいやっとあげる。魚は50.5cm、2、000gのサクラ。お礼にサクラジグをプレゼントする。

その後キャストを繰り返し、5時にまたきた、ジジジーッ、さっきよりでかい、例によって手前にきてから走り、突っ込み大暴れ、あと3mのところでバラシちゃった。先客の人も惜しかったとタモを持って悔しがりました。

その後はあたり無し。この日、サクラのハネは無く、波はさざなみ状態でした。

夕方再挑戦するがキャスト後ラインを巻こうと思ったが何故か巻けないおかしいなと思い見てみると、ベールが折れている。ゲェゲゲェーッ、かみさんに内緒で、せこせこヘソクリ貯めて買ったトーナメントX(Zは、手が出なかった)1年経っていないのに(正確には11ヶ月)、いくら地元で釣りばっかりやっていて、酷使していても、確かチタンベールだよな。てなわけで知り合いに頼んで入院させました。1週間後無事退院。

 

99年5月30日(日)ある岩場(いつもと同じ場所、内緒)

波1.5m、風弱い

朝4時30分に、仲間内といつもの岩場へ行き、今日もロッド:ケイロンインショアー12フィートにリール:アルテグラ4000に10ポンドラインを巻き、先端30cm程を三つ編みにして、いつもの自作サクラジグ35g赤金をキャストする。5時に向こうの岩場でハネを見つけOさんが行く。5分後、Oさんが手ぶらで帰ってくるが、少し気になったのでその場所に行く。3投目でいきなりジジーッ、この時も走るし、突っ込むし大暴れ、皆の居るところから100mぐらいの距離だったので、大声で「タモ、タモ」と呼ぶが聞こえない。仕方が無くあげれそうな場所を選んでやっとあげることができました。

アルテグラのドラグでは厳しいものがあった(ステラ3000が欲しい)。54.5cm、2、300gのサクラでした。この日沖の岩に渡って、2本上げた人がいた。8時過ぎで、ルアーの色はグリーンだったそうだ。

 

‘99シーズンは、5本掛けて、4本釣り上げました。最初の1本はサクラらしくない釣り方でしたが、後の3本はサクラらしい釣り方だと思います。時間的には朝4時から6時までの2時間が勝負で、ルアーは赤金。日中は緑が良いみたいです。海は、べた凪でなく表面に波っけ?がある状態。タックルはハネが遠いことがあるので、12フィートクラスのミュディアムかミュディアムライト、リールはダイワは、2500〜3000クラス、シマノは3000が良いと思います。

 

ラインは、ナイロン2号(8ポンド)を先端三つ編みかビミニツイストで30cmから50cm、PEだと1.2号クラスでショックリーダーを2〜3mで良いと思います。最近でたフロロナイロンも丈夫で良いと思います。今シーズンはフロロナイロンかな。

釣り方について、私の場合は35gの自作サクラ用ジグを、フルキャストして、素早く糸ふけを取り、ルアーが水面下1mぐらいを泳いでくるような気持ちで巻いてきます。早くも無く、遅くも無く普通の速さで巻きます。この時アクションは一切付けません。ただ巻です(私の場合ですが)。

場所的には、岩場と砂浜の混じったところが良いみたいですけど、江ノ島海岸などでは、岩が無いところでも釣れるみたいです。真水が走っているところは小さい川でも岸よりするみたいです。代表的なポイントは、コビチャナイ川河口付近、本目折川河口付近、日石裏、生コン裏、江ノ島の小河川の河口付近、千走川河口付近です。(この中に内緒の岩場があります)

ただし、大平川、泊川、千走川は、5月1日から8月31日まで河口規制がありますので、注意してください。

早くシーズン来ないかな。

by 三郎

    

○海アメ通信社

            

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