ジグ工房

 

岡さん、ジグ頂戴! それがつい2年前までの海アメシーズンinの会話でした。

 海アメに関して、専用のジグというのはほとんど無く、シーバス用の流用でしたが、最近では海アメをかなり意識したジグ(海アメ専用かな?と思われるジグ)も発売されるようになりました。

市販品のもので代表的なものは、ファントムU、P―BOY、ジャークスライダー、バンジーメタル等です。市販品は、リアルなところや、フォログラム処理などは自作ではとうていできないので、シーズン中は、自作と市販品を併用しています。

自作ジグは、3mぐらいのシケでも対応できるように、細身で風の抵抗を受けにくく、後方重心の飛距離がでるジグ。(遠くからわざわざ島牧まで来て、波3mで釣りできないので帰る事がないように)

人と違うジグ、人より釣れるジグが欲しい、といったところでしょうか。最初一部のアングラーによってジグが制作され、ジグに関しては案外手軽に大量制作ができる方法が考案されました。誰が最初に考えたのかは分かりませんが、諸先輩方の試行錯誤に感謝いたします。

そんなわけで、「北海道のつり」1999年1月号別冊付録、「岡式海雨鱒用鉛製魚型文鎮疑似餌制作」(発行:株式会社水交社)により島牧では定評のあるオカジグの制作者 岡貞光氏のジグメイキングが紹介されました。

てなわけで、早速作りました。今では9種類の型があります。

 

第1号 10cm、45g 

何も考えないで、作った最初のジグ。江の島仕様としては軽すぎたため、なかなか実績がでなかった。

    中の川などの浅いところで実績あり。

    3000番の砥石で彫ったため、もろく周りが欠けてしまい現在廃盤。

 

下の白いのはタバコです

 

第2号 12cm、65gのち75g

    第1号の失敗を教訓に、江の島での使用を意識したジグ。シーズン後半に作ったのであまり活躍の場がなかったが、99年4月30日に泊川河口右岸で、61cmのアメマスを上げた。

    今は、後ろをさらに削り75gまで重量を上げ、シケ用としている。

 

 

 

第3号 8cm、35g

    春のアメマス狙いとして作った軽量級ジグ。高さと幅のバランスがいまいちで、泳ぎが悪い。

    一番下のジグ?は、サケ稚魚タイプ?人に見せたら笑われました。でも実績はある。

 

 

第4号 8cm、35g

    サクラマス用として作ったジグで、最初はP-BOY似であったが、先輩方からサクラ用は腹を出っ張らせた方が良いとのことで、この形になった。99年にこのジグでサクラマス3本を上げ、2000年も上げている。一番思い入れの強いジグ。

 

 

 

第5号 13.5cm、65gのち80g

    2000年秘密兵器として作ったデカジグ。長けりゃ良いってもんじゃないですね。12月頃は釣れたのですが・・・。

    今は、幅を広げて80gとして、ボート用ジギングジグとしています。

    でも、80gはシケ用の海アメとして使えるかな?

 

 

 

第6号 12cm、60g

    長すぎた13.5cmの反省として作ったジグ。上下の形状が対称でないためローリングする。今はヤスリで削ってローリングを押さえている。釣果はそれなり。

 

 

第7号 6.5cm、28g

    サクラマス用の軽めのジグとして作りました。実は、2000年大きな鮫を釣り上げたNさんのまんまパクリです。

    2000年これでサクラ釣れました。Nさん感謝しております。春のアメマスにも使用。

 

 

第8号 11cm、55g

    21世紀用(大げさ)のジグ。サクラジグを大きくしたもので、飛距離と泳ぎ重視のはず(ホントかな)。時期的には、11,12,1月の遠投、表層用。

実際に使用したところ、薄っぺらいので風に流されやすいです。冒頭の細身で風の抵抗を受けにくくというのに反したものなので、仕方ないけど。風の強くない日に使っています。

    写真は未完成で、腹の方だけ下地を塗ったところ。

 

 

 第9号 11.5cm 65〜70g

     第8号の失敗を教訓に、細身で風の抵抗を受けにくい形です。鉛の混ぜ具合によって65g〜70gぐらいまで重量が変化します。

         形は内緒。

 

 

この9種類のジグに、色々なシールとカラーと夜光により数多くの種類ができあがる。

タックルボックスには、たくさんのジグが・・・・・、重い!

99年は、ピンク系、00年は、ナチュラルの青、緑系が良かったようだ。01シーズンは、どうなるのか。とりあえず一通りの色を作らなくては。

 

 

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